〇 司書資格取得科目「図書館情報技術論」の内容について(3)科目設置の趣旨

2016.10.13 Thursday

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    〇 司書資格取得科目「図書館情報技術論」の内容について(3)科目設置の趣旨

     

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      「図書館情報技術論」の新設は以前から考えていました。その理由は、司書の皆さんに情報

    技術に関する確実な知識を持って欲しかったこと、その知識をまとめた教科書が欲しかったこ

    と(!)の 2点です。協力者会議の委員の皆さんも賛成意見だったと思います。当然、現職の

    司書の皆さんにこの科目を勉強してもらうことも考えていました。

      念のために、図書館情報学の中でも、情報学(コンピュータ科学ではありません)の専門家

    の先生に意見を聞きました。私の理解と記憶では次のような内容でした。このような「情報技

    術」専門の科目を設ける考え方は古い考え方であり、賛成できない。むしろ、多数の科目にわ

    たる「電子図書館サービス」が行われているのであるから、「電子図書館サービス」という概

    念を設定して、その観点から捉えるべきであり、「電子図書館サービス」を含む各科目でそれ

    ぞれ情報技術を取り上げるべきである。

      かなり厳しいご意見でした。私もなるほどと思い、しばらく考えました。その結果、この意

    見は、私が理解した限りでは、理論的には適切な意見ですが、現実の図書館情報学教育や司書

    課程の状況を考えると、もう少し実践的な配慮が必要ではないかと考えました。

     それは、すべての教員が電子図書館サービスを詳しく論じることができるとは限らないから

    です。科目によって、電子図書館サービスを取り上げる程度に差ができると思います。また、

    各科目で取り上げる「電子図書館サービス」の内容の原理・基礎・基本を学ぶ科目も必要だと

    思いました。

      そこで、せっかくのご意見でしたが、それを理解した上で、「図書館情報技術論」を設ける

    ことにしました。

     この科目には、上記のような期待が込められています。