〇 司書資格取得科目「図書館情報技術論」の内容について(4)通知を読む

2016.10.14 Friday

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    〇 司書資格取得科目「図書館情報技術論」の内容について(4)通知を読む

     

                                    2016.10.14 薬袋秀樹
    
    

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      新しい司書科目を定めた図書館法施行規則(文部科学省令)に関する通知は下記の通知です。

     

        「図書館法施行規則の一部を改正する省令及び博物館法施行規則の一部を改正する省令等

          の施行について(通知)」(文部科学省生涯学習局長  清水潔 21文科生第6175号 

          平成21年 4月30日)

               (http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2009/07/03/1266312_1.pdf)

     

      この通知を読んでみたいと思います。

       

      この通知の内容は次のとおりです。

        機/渊餞柬〇楾垉則の一部を改正する省令

        供’酳館法施行規則の一部を改正する省令

        掘ー匆餠軌藜膸講習等規程の一部を改正する省令

        検[碓媚項

     

      図書館に関する部分は、「機/渊餞柬〇楾垉則の一部を改正する省令」と「検[碓媚項」

    の「1 共通事項」「2 図書館法施行規則に関する留意事項」です。公共図書館の在り方に関

    して、重要と思われる項目の要点を示します。

     

      前文では、大学に対して、「今回の改正の趣旨を踏まえ,今後の司書及び学芸員の養成に係

    る教育内容・教育方法の一層の改善・充実に努めるようお願いします」と述べています。

     

     「機/渊餞柬〇楾垉則の一部を改正する省令」の「1 概要」では次の3点があります。

     ・公共図書館が社会教育施設の中でも利用度が高いこと。

     ・現在の公共図書館には、「地域の知の拠点」としての性格があること。

     ・司書は、地域社会の課題や人々の情報要求に対して的確に対応し、より実践力を備えた質

        の高い人材となる必要があること。

     

    「検[碓媚項」の「1 共通事項」では次の3点があります。

    ・大学では、法定科目・単位にとどまらない多様な内容の項目の開講や創造的なカリキュラ

      ムの構築に努めること。

     ・大学では、図書館に関する科目に関わる所要の専任教員の確保・配置に努めること。

    ・司書は、図書館法第4条に基づく図書館に置かれる専門的職員であることにかんがみ、図

     書館の設置者は、司書が専門的職員にふさわしい処遇となるよう配慮すること。

     

      以上のように、カリキュラムを改訂するだけでなく、「教育内容・教育方法の一層の改善・

    充実」を求める国の姿勢を明確に示し、次の点を指摘しています。

      第一に、前提となる公共図書館の意義と司書の在り方を簡潔に述べています。

      第二に、「法定科目・単位」とともに、「創造的なカリキュラムの構築」を求めています。

      第三に、司書養成の中心である「専任教員の確保」を求めています。

     第四に、司書の「処遇」の改善を求めています。

      このように、公共図書館と司書の養成に関する最も基本的で重要な事項を求めています。

     このことの意味については、別に述べたいと思います。