〇 書店と図書館の協力関係について(1)

2016.10.31 Monday

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    ○ 書店と図書館の協力関係について(1)

               2016.10.31  薬袋秀樹

                                      

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     4月11日掲載の記事「『読売新聞』4月2日(土)夕刊の記事「図書館と出版界  共存のた

    めに」について」で、私のコメントを5つに分けて解説しました。

    http://toshokanron.jugem.jp/?eid=9

     ,蓮◆峺共図書館も、運営を定期的に見直す必要がある」で、△蓮◆嵶磴┐弌⊃渊餞

    に地域の書店マップを掲示するなど、書店に関する情報を提供すれば、利用者の選択肢が増

    える」で、次のように解説しました。

     

     「武雄市立図書館に見られる図書館と書店との「融合化」(仮にこの用語を用います)

     に対する代案と近年の図書販売の減少に対する対応策の一例です。「書店マップ」の意

    義とその他の代案については別に述べます」

     

        武雄市立図書館では、図書館と書店が「融合化」していますが、同じ建物の中に図書館と

    書店が存在する施設計画はこれまでも行われています。それに対しては、図書館側からも批

    判的な意見は見られず、むしろ、便利な場所に図書館を設置したことが評価されてきたと思

    います。これには、書店と図書館を一緒に利用できると便利であるという評価も含まれてい

    たと思われます。

       したがって、武雄市立図書館に対する代案として、「書店と図書館を接近した位置に置く

    が、施設上明確に区別した形にし、経営上も別の組織にする」方法が考えられます。

       この代案を主張する理由は、別の組織にした方が、それぞれの役割が明確になり、役割を

    果しやすくなるとと考えられるからです。

     新しい提案や要求があった時は、できる範囲で、必ず対案を提案して、自分達なりに、新

    しいニーズに応える姿勢と方法を示すことが重要だと思います。

       武雄市立図書館をめぐる論議の中では、このような姿勢と意見が必要だと思います。それ

    がないと、書店と図書館を一緒に利用したらよいと思う人々は武雄市立図書館の方法を支持

    してしまうからです。一部の報道にはその傾向が見られました。ツィッターでは、同じ建物

    の中に、図書館、書店、カフェがある例が紹介されていました。新聞記事や雑誌記事でも必

    要だと思います。

      「書店マップ」の提案は、この考え方を応用したものに当たります。書店と図書館が同じ

    場所になくても、場所を案内すれば、同じ役割が果たせるだろうと考えたものです。

       次回は、図書館と書店が近くにあると、便利な場合について論じます。