公共図書館行政における「国」の役割とは(2)

2017.06.27 Tuesday

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    公共図書館行政における「国」の役割とは(2)

     

                                                            2017.9. 6 薬袋秀樹

     

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      もうひとつ、この点で配慮した資料があります。これからの図書館の在り方検討協力

    者会議『司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方に

    ついて(報告)』(2009.2,72p.)です。司書養成の今後の課題に関して、次のように

    記述しました。

     

        5.今後の司書養成の更なる充実に向けて

        ○ これまでに得た司書資格は今後も有効であるが、今回、科目内容が改善されたこ

         とから、これまでの司書有資格者は、新たに設置された科目の内容について、科目

         等履修生、司書講習、通信教育等を活用して学習することが期待される。これは社

         会のニーズに合った最新のサービスを行う上で効果的である。

        ○ 司書養成教育の水準の向上を図るには、新しい科目の授業の実施とともに、司書

         養成課程の管理、学生に対する指導、並びに教育内容等に関する組織的な研修を着

         実に実施していくことが必要である。このためには、これらを担当することができ

         る、図書館に関する領域を専門とする専任教員を十分に確保することが重要である。

        ○ 大学設置基準等においては、教育内容等の改善のための組織的な研修等を行うも

         のとされており、大学における図書館に関する科目についても実施されることを期

         待する。

        ○ 大学及び司書講習における養成体制の整備が重要であるため、大学評価の一環と

         して、大学及び司書講習における司書養成体制に対する外部評価が行われることが

         望ましい。

        ○ 今後、大学における養成内容等の一層の充実を図るため、司書養成を行っている

         大学間で、司書養成に関する情報交換・交流の推進等をはじめとする連携・協力を

         推進することを期待する。

        ○ アジア地域を含む諸外国では、図書館の専門的職員の養成が主として大学院修士

         課程で行われている。こうした現状を踏まえ、今後わが国においても、大学院での

         教育体制を整備する方向で関係者間での検討を進めることを期待する。

        ○ 本協力者会議で、図書館に関する科目の在り方について議論する中で、司書の養

         成の在り方そのものに関しても、〇塀餽崕の在り方、∋塀颪粒慘鰺弖錙↓司書

         補の制度の在り方等について、今後検討する必要があるといった意見があった。

        ○ これらの事項については、まず、現状の把握を行うことが必要であると考えられ

         る。また、図書館関係の学会や団体等で必要な調査を行い、図書館関係者間で継続

         的に議論を深めることが重要であると考える。

     

     ここでは、この報告の後、日本図書館協会図書館情報学教育部会や日本図書館情報学会

    が、司書養成や図書館情報学教育に関して取り組む可能性のある事項が多数挙げられてい

    ます。

     それは、この報告をもとに、新たな取り組みを進めてもらいたいこと、取り組む際に、

    それが協力者会議の報告に掲載されており、その意味で文部科学省によって認められてい

    ることを示したいと考えたためです。