〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(4)  

2017.01.13 Friday

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    〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(4)

                                    2017. 1.13 薬袋秀樹

     

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      当時の私の考え方に最も合っていたのは大阪市立図書館の下記の見解でした。

     

    「現状では、有資格者は「専門性」を実質的にもそなえたものとは必ずしも評価していな

      い」「専門性の内容充実を図るためにはまず職種の確立が先決であると考えた」(大阪

      市立図書館,1970)

     

     図書館専門職員の必要性を認めつつ、司書の能力の向上を展望した大変優れた見解だと思い

    ます。同館の回答では、「1.大阪市職員としての研修」「2.司書の専門的知識・技術のため

    の研修」として多様な内容を挙げているほか、「研究会等につとめて参加できるように配慮し、

    そのための予算増額に努めている」「業務に関連しても、専門的分野での意見を出させるよう

    に努め、(中略)講師等の依頼にも日常業務に支障のない範囲で一般司書職員の派遣を行って

    いる」「昇任と関連するような専門研修制度の確立も制度改善の一つであろう」と述べていま

    す。

     これについて、 3点を指摘したいと思います。‘唄曚任呂海里茲Δ頁枸犬行われています

    が、このような配慮が行われていない図書館の司書はどうすればよいのでしょうか。⊃渊餞

    の行う研修はどこまで職員の能力を向上させることができるのでしょうか。これらの研修に

    よって、「司書資格の脆弱性」は克服できるのでしょうか。

     この点について、次のように考えました。

    ,海里茲Δ頁枸犬行われていない図書館では、業務としての研修は受けられないため、自費

     で研修することになります。その際、地方の町村部も含めて、誰でも、大きな費用と時間を

     かけずに学習できることが必要です。

    ⊃渊餞曚旅圓Ω修は、全員が必ず受講するものではありません。講義形態の場合、どこまで

     理解できたかは明らかではありません。業務内容に関する研修はどの職場でも行われていま

     す。研修の機会が一般行政事務よりも多少多いとしても、専門職としてそれで十分かどうか

     は疑問です。

    「司書資格の脆弱性」を補うには、業務研修だけでなく、もっと多くの学習が必要だと思い

     ます。

     つまり、恵まれた図書館の司書や熱心な司書が研修会という集合型研修を受けるだけでは不

    十分ではないか、ということです。「司書資格の脆弱性」を克服するには、正規職員の司書全

    員(または大部分)による「資格のレベルアップ」と言えるような取り組みが必要ではないで

    しょうか。

     そのためには、第一に、最初に戻りますが、司書全員が「司書資格の脆弱性」を認識するこ

    と、第二に、研修(学習)の方法の改革が必要だったと思います。

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    2017.05.16 Tuesday

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