〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(3)  

2017.01.11 Wednesday

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    〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(3)

     

                                                                                                   2017. 1.11 薬袋秀樹

                      

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     ところが、1960年代末頃から、『図書館雑誌』等の論調が変わってきました。今考えると、

    1960年代の図書館をリードしていた公共図書館のベテラン館長が定年等で退職して司書課程の

    教員になり、『図書館雑誌』の執筆者や日本図書館協会の各種委員会のメンバーが大幅に若返

    ったためとと考えられます。おそらく『図書館雑誌』の編集委員や編集方針も変わったと思わ

    れます。ここで注意しておく必要があるのは、ベテラン館長には司書出身でない人も含まれて

    いたことです。

     1970年頃から、『図書館雑誌』等で公共図書館関係者をリードしたのは、戦後大学を卒業し

    た人々になったと思われます。したがって、年齢も30代から40代になりました。中には、大学

    を卒業したばかりの20代の人もいました。これらの人々が登場してからは、司書の間には、司

    書講習に対する批判はあっても、司書資格が脆弱であるという主張は少なくなってきたように

    思います。

     私が1972年に東京都立図書館に採用された時、1971年から1974年にかけて、新たに開館する

    都立中央図書館の要員として、約80人の司書が新たに採用されました。その大部分が図書館問

    題研究会に入会しました。これらの人々のうち、活発な人々が、機会あるごとに、「司書は専

    門職だから」と発言していたことを記憶しています。

     当時も、今後の司書の養成をどう改革するかという課題はありました。しかし、その前に、

    これまで養成された司書をどう育成するのかが問題でした。東京都立中央図書館のような大き

    な図書館では、司書の教育が不十分でも、あまり問題は起きません。組織と仕事が細分化され

    ていて、担当する仕事が限定されていたので、配置されてから覚えることができたからです。

     問題は、司書の人々に図書館に関するビジョンがあるのか、図書館の将来を考えることがで

    きるのか、それを支える学習が行われているのかということでした。

     

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    2017.04.21 Friday

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