〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(2)

2017.01.10 Tuesday

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    〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(2)

      

                                                                                                 2017. 1.10 薬袋秀樹

     

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     (1)で、次のように書きました。

     

      本質的な回答は、司書が学習する内容(その一つの現れが単位数です)を増やすことだと

    思います。これにはいくつかの条件が必要です。㋐現職の図書館職員、地方在住者を含め、

    できるだけ多くの職員が学習できる方法を用いること、㋑多くの職員が学習するよう奨励す

    ること、㋒学習する内容を用意すること。これらの観点から、 銑イ鮓‘い垢襪海箸必要

    です。

     

      ここでは、「能力をさらに高める」ことが目的ですが、もし、専門職としての地位を確立な

    いし向上させるためであれば、社会が「1段階上がった」と認めるだけの分量と内容が必要で

    す。したがって、「㋓社会から評価されるだけの量と内容があること」を加える必要がありま

    す。

      私は、学生時代に前回挙げたうちの西藤氏と中島氏の記事を読みました。したがって、図書

    館職員は、司書の資格はきわめて脆弱なものであり、この資格の改善、向上が緊急に必要であ

    ることは認識しており、資格の向上のための方策を考えているものと思っていました。正確に

    は、そう思い込んでいました。

     これと関連するもうひとつの出来事があります。それは、1970年 4月に慶応大学の図書館・

    情報学科に3年編入する前に、森耕一氏の『図書館の話』改訂版(1969年 7月)を読んだこと

    です。当時、森氏は大阪市立天王寺図書館長で、40代半ばでした。この本の内容は、歴史と海

    外事情の紹介が多く、私の関心とは異なっていましたが、海外文献を含む多くの文献を読み、

    実証的かつ理論的に整理しようとする姿勢に感銘を受けました。何度も読んだ後、当時、森氏

    に「本を読んで感動しました」という趣旨の手紙を出した記憶があります。このような優秀な

    人がいるのであれば、公共図書館も司書も大丈夫だろうと思いました。

     ただ、森氏は、旧制大学理学部の出身で、もともと大学の予科等の教員であり、このような

    優秀な人物が図書館界に何人いるのかには不安がありました。しかし、西藤寿太郎氏、中島俊

    教氏、蒲池正夫氏、菊池租氏、有山氏等、私が読んだ1960年代の『図書館雑誌』の執筆者には、

    問題の本質を冷静かつ客観的に捉える能力のある方が多く、全体の論調も納得できるものでし

    た。したがって、公共図書館関係者は、今後、司書の現状の改革に取り組むことができるもの

    と予想していました。

     

     

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    2017.06.22 Thursday

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