〇 「望ましい基準」とは(2)図書館に対する社会の評価

2016.12.06 Tuesday

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    〇 「望ましい基準」とは(2)図書館に対する社会の評価

     

                                                                   2016.12. 6 薬袋秀樹

     

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     2001年まで「望ましい基準」の大臣告示が行われなかったことに対して、図書館関係の雑誌

    では、文部省を批判する意見が大部分だったのですが、歴史を調べると、文部省ではなく、大

    蔵省と自治省の了解が得られなかったためであることがわかりました。

     1967基準案の場合を考えると、東京都内の区立図書館職員等がその低さを強く批判した数値

    目標が、大蔵省と自治省から見て高すぎたのです。このことは、一部の図書館職員の意識と政

    府・国会・マスコミをはじめとする社会全体の理解と支持との間にきわめて大きなギャップが

    あったことを示しています。

     図書館職員側の要求が通らなかった原因は、政府・与野党・国会・マスコミをはじめとする

    社会の理解と支持が弱かったこと、つまるところ、国民の理解と支持が弱かったことにあると

    考えられます。

     つまり、図書館職員が期待するほど、当時、国民は図書館と司書を高く評価していなかった

    のです。実際、1960年代後半の公共図書館は、私も知っていますが、まだまだ不便で、利用し

    にくかったこと、公共図書館関係者による広報・出版活動が十分でなかったことを考えると、

    その主な責任は公共図書館側にあったと思います。

     1985年以後、私は、地方公共団体の行政職や管理職との対話を通じて、このような社会の公

    共図書館に対する評価を痛感し、それをもとに、図書館改革と司書の意識改革を提案してきま

    した。

     公共図書館関係者は、自らの思いや願いを語るのではなく、公共図書館と司書に対する社会

    の一般的な認識と評価を客観的に認識するところから始めるしかないと思います。それがなけ

    れば、適切な対策は立てられません。

     一度、一般国民と地方公共団体の行政担当者を対象に、公共図書館と司書をどう見ているか、

    どう評価しているか、世論調査をしたら、どうでしょうか。そうすることによって、初めて有

    効な対応策を考えることができると思います。

     

     

     

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    2017.09.20 Wednesday

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