○ 図書館職員による実践報告の意義

2016.10.25 Tuesday

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    ○ 図書館職員による実践報告の意義

     

                                             2016.10.25 薬袋秀樹

                                

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      公共図書館のサービスや運営を発展させるには、各図書館の職員が、自分の図書館の優れた

    実践やそのもととなった多様なアイデアや工夫について詳しい報告をすることが必要です。現

    場での検討と実践の積み重ねから、共通して活用できる理論とノウハウが形成されます。

      それなしには優れた実践や工夫が普及しません。特に、都道府県立図書館の職員は、自館の

    活動だけでなく、都道府県内の図書館の状況についてレポートを書くべきだと思います。数少

    ない図書館情報学教員ではとても対応できません。

      図書館職員の養成・育成上、この点が軽視されてきたと思います。このことは、図書館職員

    の専門的能力の向上を妨げてきました。図書館職員のレポートをどんどん発表して、その内容

    を図書館関係者の共通の財産にする必要があります。

      図書館職員による実践報告の発表が重要であることは、以前、国立教育政策研究所社会教育

    実践研究センター「図書館司書専門講座」で提起し、かなりのインパクトを与えましたが、そ

    の後あまり触れてきませんでした。

     そのためには、図書館職員の研修では、講義を聞くだけでなく、図書館の実践に関するレポ

    ートを書く演習を行うのがよいと思います。レポートの書き方の研修や学習が必要です。また、

    レポートの見本も必要です。

     日本の公共図書館にはこのような発想が弱いと思います。公共図書館関係の研修会や雑誌で

    は、主催者からの発表依頼や編集委員会からの原稿依頼がほとんどで、自主的な発表の機会が

    ほとんどありません。そのため、文章を書いたり、発表したりするのは、ごく一部の職員に限

    られ、自主的な研究意欲が活かされてきませんでした。

     これらの点で、図書館職員の学習の在り方を改善する必要があります。今後、この問題を掘

    り下げて行きたいと思います。図書館職員による発表の機会については、既に努力し、実績を

    上げてきましたが、さらに考えていきたいと思います。

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    2017.10.17 Tuesday

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