〇 通知の上手な読み方とは?(1)

2016.10.18 Tuesday

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    〇 通知の上手な読み方とは?

     

                                    2016.10.18 薬袋秀樹
    
    

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     図書館職員で、文部科学省等の「通知」を熟読したことのある人は非常に少ないと思います。

    私も、この種の文書を熟読するようになったのは、比較的最近のことです。

     「これからの図書館の在り方検討協力者会議」等の協力者会議の「報告」なら、まだ「図書

    館論」の範囲ですので、読めば、理解できるし、興味も持てると思います。

     しかし、「通知」は、いわゆる役所の文書の範囲に入りますし、表紙がいかにも堅苦しいの

    で、なかなか読む気になれないと思います。私も、大学の授業で、「通知」の見本を示して、

    「通知」というものがあり、法規や基準の改正等の内容を解説していることまでは話しました

    が、「通知」を読むと、ほかに何が分かるのかまでは話せませんでした。

     そこで、このブログの「司書資格取得科目「図書館情報技術論」の内容について(4)」で、

    通知の内容を次のように紹介しました。(http://toshokanron.jugem.jp/?eid=62)

     

     カリキュラムを改訂するだけでなく、「教育内容・教育方法の一層の改善・充実」を求め

    る国の姿勢が明確に示されています。第一に、公共図書館の意義と司書の在り方を簡潔に述

    べています。第二に、カリキュラムについて、「創造的なカリキュラムの構築に努めること」

    を求めています。第三に、ポイントである「専任教員の確保」、司書の「処遇」の改善を求

    めています。こういう機会を捉えて、「処遇」の改善にも言及しています。

     

     「通知」では、長年の行政の積み重ねに基づいて、その事項に対する各省の「基本的な認識や

    姿勢」が簡潔明瞭に示されています。これは次の点で役立ちます。

     第一に、「基本的な認識や姿勢」は、この事項について考える際の出発点になります。話し合

    いや勉強会を行う際や資料を作成する際には、議論の組み立ての参考になり、引用することもで

    きます。

     第二に、「基本的な認識や姿勢」の内容は、学習や調査を始めるテーマとして最適です。その

    実態はどうか、どんな議論が行われているか、どのような解決策があるか等について、学習し調

    査することができます。

     第三に、「基本的な認識や姿勢」を地方公共団体や社会に対してアピールすることによって、

    図書館に対する認識を向上させることができます。特に、通知の直後は効果的です。もっとどし

    どし広報してはどうでしょうか。

     第四に、各省庁に働きかけ、担当者と会話をする際には、「基本的な認識や姿勢」の内容から

    始めると、効果的です。なぜなら、各省庁もその事項を認識し、問題として意識しているからで

    す。むしろ、各省庁はその事項に関する働きかけが来るのを待っているのです。

     

     次回は、通知の原文を紹介します。

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    2017.08.17 Thursday

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