〇 図書館に関する広報の意義(2)

2016.09.29 Thursday

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    〇 図書館に関する広報の意義(2)
                                                               2016.9.29 薬袋秀樹

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       図書館に勤務したことのない自治体の事務職が図書館に対して持っているイメージはもう一

    つあります。それは、「図書館とは、子どもの本、小説、お料理の本があるところだ」という

    ものです。

       新任図書館長研修のパネルディスカッションで、着任 2年目の館長さんに、毎年、「着任前

    は図書館をどう見ていましたか?」「図書館にはどんな資料があると思っていましたか?」と

    いう質問をしてきましたが、前回書いた回答とこのような回答がほとんどでした。

       実際はそうではありません。埼玉県のK市の図書館長になられたO氏は、着任後、図書館の

    書架を一通り見て回ったところ、「役に立ちそうな専門書が多いのに驚き」「市役所の職員の

    役に立つ本が沢山ある」と考え、それが、図書館の改革に取り組むきっかけになったそうです。

     このように、事務職の図書館に対するイメージは、「本を貸していればよい」「小説と料理

    の本がある」というものが多いのです。

     これは、良いとか悪いとか言うべきものではなく、日本の社会の一つの現状として受け止め

    るしかありません。

     むしろ、このような現状を避けて通ろうとするところに問題があります。

     前回、「こうした事象から逃げるのではなく、正面から立ち向かい、解決するための努力が

    求められている」と書きました。

     もう一つ重要なことは、誰が見ても、読んでも、確実に理解してもらえる資料を作ることで

    す。それは、一種類では困難です。数種類の資料を作り、人や状況によって使い分けることが

    必要です。

     それには、どのように、どの程度説明するのが効果的か、について多くの人の意見を集める

    ことが必要です。理解してもらうための方法を検討するには、「理解していない人」や「理解

    していなかった人」の協力が必要です。つまり、「図書館を理解している」と思っている人の

    力だけでは、問題は解決できないのです。

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    2017.08.17 Thursday

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