〇 図書館法における図書館の目的(2)

2016.08.25 Thursday

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    〇 図書館法における図書館の目的(2)
    
    
                                                                   2016.8.25 薬袋秀樹

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    ・「調査研究」に関する理解の現状
                                                                        
      このように、法律で明確に定められている「調査研究」ですが、公共図書館関係者にはどの
    程度知られているのでしょうか。
      レファレンスサービスや資料選択を論じる際には、その背景として、図書館の目的に「調査
    研究」が含まれることを理解している必要があります。「調査研究」が理解されないと、レフ
    ァレンスサービスや資料選択に関する議論は深まらないはずです。しかし、これまで、図書館
    職員の人々から、この規定の「調査研究」に関して、意見を聞いたことは少ないように思いま
    す。市民が日常的にものごとを調べているという認識が足りないのではないでしょうか。
    
      そもそも、図書館職員の人々は、大学で、「調査研究」について、どの程度学習しているの
    でしょうか。
      それを確かめる一つの方法として、「図書館概論」「図書館制度・経営論」「図書館法」等
    のテキストで、図書館法第2条のこの規定がどう論じられているかを調査する方法があります。
    ごく一部を調査してみましたが、あまり論じられていないように思われます。今後、調査した
    いと思います。
                                               
    ・「調査研究」を理解するために
    
      次に、「調査研究」と聞いて、その内容や必要性を具体的にイメージできるでしょうか。言
    葉の上での理解では不十分です。私達の社会で「誰が・なぜ・何のために・どのような調査研
    究を・どのような方法で行っているのか」を具体的に思い浮かべられることが必要です。生活
    や仕事の様々な局面でそれぞれに応じた調査研究が必要であることをイメージできる必要があ
    ります。
      これは、高等学校を卒業して1〜2年の、専門科目に関する学習を始めたばかりの大学生に
    はかなり難しいことです。また、理解できたとしても、自分の専攻に関連する範囲に限られる
    と思います。
    
      したがって、この規定について学習するには、「調査研究」の具体例を挙げて説明すること
    が必要です。授業では、生活や仕事のいくつかの場合を想定して、「誰が・なぜ・何のために
    ・どのような調査研究を・どのような方法で行っているのか」「図書館はそれをどう支援でき
    るのか」を説明する必要があると思います。
      現在なら、「課題解決支サービス」を説明する際に具体例として挙げられているかも知れま
    せん。「調査研究」のための利用の具体例を理解することが重要です。
    
    

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