〇 望ましい基準と複本問題(2)

2016.06.10 Friday

0

    〇 望ましい基準と複本問題(2)
     
                                                                    2016.6.10 薬袋秀樹
     
      複本問題について考える中で、次のことが明らかになってきました。
      この問題は、実は、公共図書館の本質に関わる問題です。この間、出版関係者は、書店の出

    版販売点数、ベストセラーやエンターテイメント小説の出版販売点数を公共図書館の貸出冊数

    と比較してきました。また、新古書店の問題点も訴えてきました。これから、読書や資料利用

    における民間サービス(書店)と公共サービス(図書館)の在り方や分担はどうあるべきかと

    いう課題が浮かび上がってきます。
      また、公貸権に関して、日本の公共図書館と欧米先進国の公共図書館のサービス水準の比較

    も行われています。どの国とどの指標を比較すべきか、国による制度の相違をどう受け止める

    べきか、数値をどう解釈すべきかという問題が生じています。
      日本における民間サービスと公共サービスの在り方と分担、日本の公共図書館と欧米先進国

    の公共図書館サービスの比較は、図書館政策を考える上で非常に重要ですが、これまで十分研

    究されてきませんでした。改めて考えてみると、このような研究は、もっと以前から、公共図

    書館研究の一環として行われるべきだったと思います。
     
     

     

    スポンサーサイト

    2017.05.16 Tuesday

    0
      コメント
      コメントする