〇 望ましい基準と複本問題(1)

2016.06.09 Thursday

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    〇 望ましい基準と複本問題(1)


     
                                    2016.6. 10 薬袋秀樹
     
     この二つの問題の間には、深い関係があります。
     「望ましい基準」について考える中で、次のことが明らかになりつつあります。
     図書館関係の雑誌記事では、「望ましい基準」に関する要望や意見が述べられていますが、

    基準案や基準を詳細に検討した記事や各図書館で実際に用いた報告はほとんど見られません。

    「望ましい基準」に限らず、日本図書館協会「公立図書館の任務と目標」も同様のようです。
     これらの記事では、図書館運営の原理として、何が考えられているのでしょうか。「複本の

    提供」や「貸出の増加」を主張する記事では、「利用者の要求」と「知る権利の保障」が挙げ

    られることが多いと思います。「望ましい基準」は挙げられていません。「望ましい基準」や

    「図書館法」が挙げられるのは“直営による運営”と“司書と司書館長の配置”を主張する場合が

    多いようです。 
     このように、「望ましい基準」だけでは、日本の公共図書館の現実、特に運営の原理は明ら

    かになりません。実際の“基準”として何が用いられているのかを研究する必要があります。

    「複本問題」に関する議論はその役に立ちそうです。
     

     

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    2017.03.23 Thursday

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