〇 なぜ報告書は必要なのか(5)現在の図書館では?

2017.03.31 Friday

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    〇 なぜ報告書は必要なのか(5)現在の図書館では?

     

                                  2017.3.31 薬袋秀樹

     

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      今回、実績と報告書について書きましたが、それには理由があります。おそらく

    1997年度のことだと思いますが、ある地方の大都市の図書館の職員から頼まれて、話

    に行きました。その時の提案の中に、これからの図書館では「企画業務が重要である

    ため、企画担当を作るべきだ」というものがあったと思います。

      その次に、おそらく2002年度に行った時のことだと思いますが、「企画担当の人員

    要求をしたけど、切られました」という話があったと思います。

     その時、実績を作ったのかどうかを尋ねました。おそらく、「特に実績は作りませ

    んでした」という回答があったと思います。

     そのとき、「実績なしに要求しても、人は獲得できません」と思った記憶がありま

    す。そう話したかどうかは定かではありません。

     予算や人の要求に関する意識が相当異なると思いました。この点、現在の司書の皆

    さんの考え方はいかがでしょうか。以前と現在では異なっていると思います。

     残念ながら、現在は、実績を上げても、なかなか予算の獲得にはつながりません。

    先日も、あるところで、予算ゼロの事業を行って実績を上げ、予算を要求したが、も

    うしばらく努力してくれという回答があったという話を聞きました。

     現在では、実績を上げること、報告書を作ることにはどんな意味があるのでしょう

    か。一つは、厳しい状況の中で予算や人員の現状を維持することに役立つと思います。

     もう一つは、図書館や司書に対する理解を深めるのに役立つと思います。これが、

    何らかの機会に、予算や人の獲得につながるかも知れません。その基盤になると思い

    ます。

     現在のような時代には、かつて予算獲得のために実績を上げようとした取り組みは、

    現在の仕事や組織を存続させるために、時代のニーズや社会の評価に合うように改善

    するという意味があるのではないかと思います。

     かつても、予算や人が増える前から自主的な改善の努力をしていました。現在は、

    当時以上に改善の努力を行う必要が強くなっていると思います。「仕事の見直し」が

    必要です。

     ただし、時代のニーズも多様ですから、「時代のニーズに現れた公立図書館の本来

    的な役割」に合うように、仕事を改善することが必要だと思います。

     その姿勢と方法について、以前の時代の取り組みも参考になるのではないかと考え

    ています。

     

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    2017.05.16 Tuesday

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