〇 文芸書出版社は何を考えているのか?(未定稿)

2017.03.23 Thursday

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    〇 文芸書出版社は何を考えているのか?(未定稿)

     

      2015〜2016年に、文芸書の出版と図書館の貸出の関係について、佐藤隆信氏(新潮

    社社長)や石井昴氏(同社常務取締役)の発言がありました。私は、この内容には、

    10数年前の2003年当時と比べて、いくつかの点で大きな変化が見られると思います。

      その内容はまだ整理されていないようです。若干の補足を含めて、整理してみまし

    た。私の解説を付けくわえました。

      いくつか重要な点が含まれています。最大の特徴は、切迫した危機感が見られるこ

    とです。

     

    ―馘洪瑤狼涎磴妨詐していますが、図書館数は増加しており、2010年に書籍の貸出

     冊数が販売部数を上回っています。

    ⊃渊餞曚任蓮OPACシステムとスマートフォンの普及によって、本の予約が非常に容

      易になっており、複本が効率的に活用されるようになっています。

    図書館の貸出の影響は、個々の本の販売冊数と貸出回数の比率から判断していただ

     きたいと思います。

      解説:取り上げられているのはエンターテイメント系小説だと思います。数値につ

        いては、研究者による、無視できない数値という評価があります。

    ぬ簑蠅蓮∨椶売れないことではなく、増刷ができないことです。

     解説:現在、返本されている部数が売れれば、増刷の可能性が出てくることになり

        ます。売れないものを売れるようにしたいということではなく、増刷できる

        だけの部数を確保したいという趣旨だと思います。

    ナ厳歃颪任蓮売れ行きの良い本の売上げによって、全集や少部数の本の出版が支え

     られています。このことをぜひ理解していただきたいと思います。人気のある本を

     買っていただけないと、その他の少部数の本の出版もできなくなります。

    Ω什漾∧厳歃饅佝納劼侶弍弔困難になりつつあり、作家も育たなくなる可能性があ

     ります。

     解説:従来は、著者の逸失利益が問題とされていましたが、出版社の経営や作家の

        生活が問題になってきています。

    貸出猶予は、制度を求めているのではありません。同意した作家の著作だけを対象

     とし、図書館に対しての「お願い」です。あるいは、複本数を抑える、一度に購入

     せず、段階的に購入する等の配慮をお願いしたいと思います。

    貸出猶予を求める資料は、ベストセラーではなく、文芸書、特に楽しみのための本

     です。

     解説:専業作家によるエンターテイメント系小説と理解できます。図書一般ではあ

        りません。

    文庫や新書の収集は少し控えていただけないでしょうか。文庫やベストセラーの寄

     贈の呼びかけは控えていただけないでしょうか。

    2003年の実態調査の結果については、両者の主張は平行線であり、出版社側は決着

     がついたとは考えていません。

    公共図書館の目的は、教養、学習、調べもののための資料提供だと考えています。

     『これからの図書館像』のような図書館になっていただきたいと思います。

      解説:これは、教養、学習、調べものに重点を置いて欲しいという意味でしょう。

        リクリエーションを否定しているわけではありません。図書館法では「リク

        リエーション」について定めていますし、エンターテイメント系小説の貸出

        猶予も、一部の作家、一定期間に限定されるからです。ただし、複本数を抑

        えることを希望しています。

     

     

     

     

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    2017.10.17 Tuesday

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